Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

CMS「Joomla!」に2件の深刻な脆弱性 - 即時アップデートを推奨

コンテンツマネジメントシステム(CMS)「Joomla!」の開発チームは、2件の深刻な脆弱性や2要素認証のバグへ対応したセキュリティアップデート「Joomla! 3.6.4」を公開した。

20161026_jo_001.jpg
3件の修正を行った「Joomla! 3.6.4」

開発チームによれば、同アップデートでは、「同3.6.3」から「同3.4.4」までに存在する2件の深刻な脆弱性を修正した。

「CVE-2016-8870」を悪用することで、アカウントの作製が可能。「CVE-2016-8869」により権限の昇格が生じるおそれがある。また同アップデートでは、2要素認証のバグを修正した。

開発チームは、「Joomla! 3.6.3」から、これらセキュリティに関する修正以外の変更は行われていないと説明。利用者に対して即時アップデートを実施するよう強く推奨している。

(Security NEXT - 2016/10/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開
「Firefox」にセキュリティアップデート- UAF脆弱性を修正
資産管理製品「IBM MAS」に深刻な脆弱性 - 修正を強く推奨
製造業向けシステム「DELMIA Apriso」の脆弱性攻撃に注意 - 直近3カ月で3件
ルータOS「OpenWrt」に脆弱性 - 修正版がリリース
「Karmada Dashboard」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開
「Apache Tomcat」に複数脆弱性 - 10月のアップデートで修正済み
MS、「Windows Server」向けに定例外パッチ - 米当局が悪用確認
Dellストレージ管理製品に認証回避の脆弱性 - アップデートで修正