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SECCON予選も佳境 - 横浜大会ではルート化禁止できないゲーム業界の裏事情も

プレゼンテーションを終えたtotem氏は、「初心者でもGoogleを利用すればここまでできる」と謙遜するものの、審査員は奮闘ぶりにプレゼンテーションを評価。無事同氏は同大会で優勝を決め、SECCON決勝戦への出場権を得ている。

イベントの最後には、出題を担当したSECCON実行委員の愛甲健二氏が、問題のポイントを解説。セキュリティ対策が甘いと一般に出回っているツールを用いるだけで、簡単に改ざんが成功することを、デモンストレーションをまじえて解説した。

同氏は、高度な技術を用いて時間さえかければ、クラッキングされてしまい、セキュリティ対策の費用対効果が得ることが難しくなっている現状を指摘。「カジュアルなチート」が行えないよう不正行為への障壁を調節しつつ、本来の目的である「おもしろいゲームの開発」とセキュリティのバランスを取っていく必要があると問題を提起し、イベントを締めくくった。

(Security NEXT - 2016/10/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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