米Yahoo!で約5億件のアカウント情報が漏洩 - 背後で国家が関与か
米Yahoo!は、少なくとも5億件のアカウント情報が窃取されたことを明らかにした。攻撃者の背後に国家が関与しているとの見方をしている。

アカウントの漏洩を公表したYahoo!
同社の調査では、2014年後半に同社ネットワークより少なくとも5億件のアカウント情報が摂取されたと見られるという。盗まれたデータには、氏名やメールアドレスをはじめ、電話番号生年月日、ハッシュ化されたパスワードが含まれる。
さらに一部には、パスワードの再発行などに用いるいわゆる「秘密の質問」や「回答」が含まれている場合があり、暗号化されていないケースもあった。
同社は今回の漏洩について、国家より支援を受けている攻撃者が関与していると見ており、当局と協力しつつ調査を進めている。漏洩の時期は2014年後半としており、現時点で攻撃者がネットワークに侵入していることを示す形跡は確認していない。
同社では、関連する利用者に通知するとともに、関連するアカウントを保護する措置を実施。2014年以降、パスワードを変更していない利用者へパスワードの変更を促した。
また今回漏洩が判明したアカウントと同様や類似した情報を用いている他オンラインサービスのアカウントについても、不審な行動がないか確認し、パスワードや秘密の質問について変更するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2016/09/23 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
IIJ、メールサービス侵害の調査結果を公表 - 全契約の約9%に影響
IIJメールサービス設備内に不正プログラム - 最大6493契約で情報漏洩のおそれ
ネックストラップ通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
逮捕者PCから大学メルアカ情報、入手経緯など不明 - 日大
オンラインデザインツール上で他校生徒情報が閲覧可能に - 鹿島市
「Teams」で設定ミス、学内で個人情報が閲覧可能に - 宇都宮大
フィッシング被害から個人情報流出や不正メール送信が発生 - 日本無線
公共施設の講座申込フォームで設定ミス - 個人情報が閲覧可能に
研究員がバス停に置き忘れノートPCを紛失 - 大阪公立大
学校Gウェア内で権限設定ミス、個人情報が閲覧可能に - さいたま市