Intel Crosswalk Projectに脆弱性 - 不正証明書を許可すると以降検証せず
スマートフォンにおいて、iOSやAndroidで動作するハイブリッドアプリを開発するために提供されているフレームワーク「Intel Crosswalk Project」に脆弱性が含まれていることが明らかとなった。
同フレームワークの一部バージョンにおいて、SSLサーバ証明書の処理に脆弱性「CVE-2016-5672」が存在。不正なSSLサーバ証明書を1度ユーザが許可すると、それ以降にSSLサーバ証明書の検証を行わなくなり、正しい証明書が提供されている場合であっても、マンインザミドル攻撃(MITM攻撃)を受けるおそれがあるという。
今回脆弱性が明らかになったことを受け、開発チームやセキュリティ機関では「Crosswalk Project」をアップデートし、アプリをリビルドするよう、注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2016/08/01 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Spring Framework」「Spring Security」に認可回避の脆弱性
「NVIDIA Triton」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
最新OS「iOS/iPadOS 26」公開 - 旧OSではゼロデイ脆弱性を解消
Apple、「macOS Tahoe 26」で脆弱性77件を修正 - 旧OSも更新
ワークフロー管理ツール「Apache DolphinScheduler」に脆弱性
Samsung、モバイル端末の複数脆弱性を修正 - 一部で悪用も
AI開発フレームワーク「Flowise」に複数の「クリティカル」脆弱性
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み