Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、月例パッチ16件を公開 - 36件の脆弱性を修正 - いずれも悪用は未確認

日本マイクロソフトは、6月の月例セキュリティ更新を公開した。深刻度「緊急」が5件、「重要」が11件のあわせて16件で、重複を除くとCVEベースで36件の脆弱性を修正している。いずれも悪用は確認されていないが、複数の脆弱性がすでに公開済みだという。

20160615_ms_001.jpg
6月の月例セキュリティ更新一覧(表:マイクロソフト)

深刻度が「緊急」にレーティングされているプログラムでは、「Internet Explorer」や「Microsoft Edge」「JScript、VBScript」における累積的な脆弱性などを解決。それぞれ「MS16-063」「MS16-068」「MS16-069」にて対応した。さらにOfficeの脆弱性を「MS16-070」、「MS16-071」で「Windows DNSサーバ」における脆弱性を解消した。

「MS16-068」で修正された脆弱性「CVE-2016-3222」については、悪用は確認されていないものの、すでに公開されているという。メモリ破壊が生じる脆弱性で、攻撃を受けるとリモートでコードを実行されるおそれがある。

(Security NEXT - 2016/06/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消
「Adobe Commerce」「Magento」に深刻な脆弱性 - Adobeと外部で温度差
MS、月例セキュリティ更新80件を公開 - 「緊急」8件などに対応