Flash Playerにあらたな「ゼロデイ攻撃」 - 更新を準備中
Adobe Systemsは、「Adobe Flash Player」に深刻な脆弱性が存在し、ゼロデイ攻撃が発生していることを明らかにした。同社はセキュリティアップデートを準備しており、早ければ6月16日中にリリースしたいとしている。

脆弱性が見つかったAdobe Flash Player
あらたに深刻な脆弱性「CVE-2016-4171」が明らかとなったもの。脆弱性が悪用されると、端末がクラッシュし、制御を奪われるおそれがある。すでにエクスプロイトが存在し、限定的な標的型攻撃へ悪用されているとの報告を受けているという。
脆弱性は「同21.0.0.242」および以前のバージョンに存在し、「Windows」「Mac OS X」「Linux」「Chrome OS」が影響を受ける。
Adobe Systemsでは、「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートを、マイクロソフトなどが月例セキュリティ更新の公開日としている米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデイ(Patch Tuesday)」に公開しているが、リリースを延期しており、早ければ6月16日にリリースする定例アップデートで対応するとしている。
(Security NEXT - 2016/06/15 )
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