「Android」の2025年9月パッチが公開 - ゼロデイ脆弱性2件を解消
Googleは、「Android」の月例セキュリティアップデートを公開し、あわせて111件の脆弱性に対処した。2件の脆弱性についてはゼロデイ攻撃が確認されている。
現地時間2025年9月2日にセキュリティアドバイザリを公開し、Androidデバイスにおける脆弱性を解消するパッチレベル「2025-09-01」および「2025-09-05」をリリースしたもの。パートナーベンダーが柔軟に対応できるよう2種類のパッチレベルを用意している。
「2025-09-01」では、カーネルやOS、フレームワークなど「Android」における基本コンポーネントにくわえ、同社アプリストア「Google Play」関連など、あわせて59件の脆弱性に対処した。
システムにおける「CVE-2025-48539」については、重要度が「クリティカル(Critical)」と評価されている。
さらにLinuxカーネルに明らかとなった競合状態が発生する「CVE-2025-38352」や、「Android Runtime」やコンポーネント「ART」などに影響がある「Use After Free」の脆弱性「CVE-2025-48543」については権限昇格のおそれがあり、限定的としつつも悪用が確認されている。
(Security NEXT - 2025/09/05 )
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