Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

医療用ソフトのハッキングコンテスト、80件超の脆弱性が見つかる

神戸デジタル・ラボ(KDL)は、5月に開催した医療機器のハッキングコンテストで80件を超える脆弱性が発見されたことを明らかにした。

同コンテストは、5月28日、29日の2日間、同社とヒューマンスピリッツが共同で開催したもの。実際に国内で使用されている医療系ソフトウェアを解析し、脆弱性の発見を競うもので、6チーム18人が参加した。

今回のコンテストでは、全体で80件超の脆弱性が確認された。患者情報の流出やカルテ情報の改ざんなど深刻な事態につながるおそれのある深刻な脆弱性が、50件以上にのぼるという。

同コンテストで優勝を果たしたのはチーム「イプシロンデルタ」。もっとも深刻な脆弱性を発見。見つけた脆弱性の件数も最多だった。

(Security NEXT - 2016/05/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「SonicWall SMA 100」シリーズに脆弱性 - アップデートが公開
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
「CentreStack」「CWP」脆弱性の悪用に注意喚起 - 米当局
入退室管理製品「UniFi Access」の管理APIに認証不備の脆弱性
「Elastic Cloud Enterprise」に脆弱性 - API経由で不正操作のおそれ
Google、「Chrome 142」でV8関連はじめ脆弱性20件を修正
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を