Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

シマンテックのメールセキュリティ製品に複数の脆弱性

メール用セキュリティ対策製品「Symantec Messaging Gateway」に、複数の脆弱性が含まれていることがわかった。

「同10.6.0-7」および以前のバージョンの管理コンソールにおいて、2件の脆弱性が含まれていることが明らかとなったもの。

同製品には、保存された「Active Directory」のパスワードに、アクセスできる脆弱性「CVE-2016-2203」が存在。管理コンソールへアクセス権がある利用者によって脆弱性が悪用されると、同製品に保存された暗号化済みパスワードを取得、復号化されるおそれがある。

また権限の昇格が生じる脆弱性「CVE-2016-2204」が含まれており、管理コンソールにおける管理者やサポートレベルのユーザーによって、ルート権限でシェルにアクセスされるおそれがあり、コマンドを実行されるおそれがあるという。

同社では脆弱性を修正した「同10.6.1」を用意しており、利用者へアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/04/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Pythonの「tarfile」モジュールにサービス拒否の脆弱性
Apple、「macOS Sequoia 15.6」など公開 - 脆弱性87件を修正
「iOS/iPadOS 18.6」で複数脆弱性を修正 - KEV掲載済みの脆弱性も
「oauth2-proxy」に認証バイパスの脆弱性 - アップデートで修正
一部「SonicOS」のSSL VPNに脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Chrome」にアップデート - セキュリティ関連の修正4件
「BentoML」に深刻な脆弱性 ─ ファイルアップロード処理に起因
SAML認証ライブラリ「Node-SAML」に再度深刻な脆弱性
「VMware vCenter」にDoS脆弱性 - アップデートをリリース
海外拠点を直接支援するセキュサービスを拡充 - KDDIとラック