Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Zen Cart」に複数のXSSの脆弱性 - アップデートで修正

オープンソースのショッピングカートソフトウェア「Zen Cart」において、複数の「クロスサイトスクリプティング(XSS)」の脆弱性が含まれていることがわかった。修正版がリリースされている。

20160330_zc_001.jpg
Zen Cart

同ソフトの管理画面に存在するほか、認証なく攻撃が可能となる脆弱性も見つかったもの。脆弱性が悪用されるとCookieや機密情報などを取得されるおそれがあるという。

今回の脆弱性は、Trustwaveが脆弱性を発見したもので、「Zen Cart 1.5.4」および以前のバージョンが影響を受ける。報告を受けた開発者チームでは、脆弱性を修正した「同1.5.5」をリリース。アップデートが推奨されている。

またTrustwaveによれば、最新版に関しても、悪用にはアプリケーションの管理者権限が必要となるが、一部脆弱性が未修正となっているという。

(Security NEXT - 2016/03/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Spring Framework」に複数の脆弱性 - 重要度「Critical」も
Apple、「iOS/iPadOS 16.4」を公開 - 「同15.7.4」も同時リリース
Windowsの「Snipping Tool」にアップデート - 加工前に復元できる脆弱性
「OpenSSL」に脆弱性、重要度低く今後修正予定
MLOpsプラットフォーム「MLflow」に深刻な脆弱性
「Microsoft Edge 111.0.1661.54」がリリースに - 独自に脆弱性2件を修正
「JavaScript」のランタイム環境「Deno」に脆弱性
「Chrome」にセキュリティアップデート - 8件の修正を実施
IoT機器ファームウェアのOSS構成分析ツール - バイナリにも対応
「Telerik UI」の既知脆弱性、米政府で被害 - 脆弱性スキャナ導入も検知できず