「Zen Cart」に複数のXSSの脆弱性 - アップデートで修正
オープンソースのショッピングカートソフトウェア「Zen Cart」において、複数の「クロスサイトスクリプティング(XSS)」の脆弱性が含まれていることがわかった。修正版がリリースされている。
Zen Cart
同ソフトの管理画面に存在するほか、認証なく攻撃が可能となる脆弱性も見つかったもの。脆弱性が悪用されるとCookieや機密情報などを取得されるおそれがあるという。
今回の脆弱性は、Trustwaveが脆弱性を発見したもので、「Zen Cart 1.5.4」および以前のバージョンが影響を受ける。報告を受けた開発者チームでは、脆弱性を修正した「同1.5.5」をリリース。アップデートが推奨されている。
またTrustwaveによれば、最新版に関しても、悪用にはアプリケーションの管理者権限が必要となるが、一部脆弱性が未修正となっているという。
(Security NEXT - 2016/03/30 )
ツイート
PR
関連記事
「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性
「GitLab」に複数脆弱性 - セキュリティパッチをリリース
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消