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スマートメーターアプリに情報漏洩の脆弱性

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米DTE Energyが提供するDTE Insightの画面

米国内でエネルギー事業を展開するDTE Energyが、利用者向けに提供しているアプリ「DTE Insight」に脆弱性が判明した。脆弱性へ対処したアップデートが提供されているほか、サーバでも緩和処置を行ったという。

同アプリは、顧客が電力の使用状況などをリアルタイムに確認できるアプリ。REST APIを用いており、認証されたユーザーが「filter」パラメータを改ざんすることで、他顧客の情報へリモートよりアクセスし、取得できる脆弱性「CVE-2016-1562」が含まれる。

DTE Energyでは、現在公開している「同1.7.10」を含む「同 1.7.8」以降のバージョンで脆弱性を解消しているほか、サーバ側でも対策を講じたという。

(Security NEXT - 2016/03/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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