Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe Acrobat/Reader」に深刻な脆弱性 - アップデートがリリース

Adobe Systemsは、深刻な脆弱性に対処した「Adobe Acrobat」「Adobe Reader」向けのセキュリティアップデート「APSB16-09」をリリースした。悪用などは確認されていない。

20160309_as_001.jpg
アップデートを公開したAdobe Systems

今回のアップデートは、メモリ破壊の脆弱性など3件の脆弱性へ対処したもの。脆弱性が悪用された場合、システムの制御を奪われるおそれがある。同社では、最新版として「同15.010.20060」「同15.006.30121」「同11.0.15」を公開した。

緊急度は4段階中もっとも高い「クリティカル」に指定。一方、脆弱性の悪用は確認されておらず、過去の攻撃パターンなどを踏まえた適用優先度は、3段階中2番目となる「2」にレーティングしており、30日以内を目安に適用を呼びかけている。

今回修正した脆弱性は以下のとおり。

CVE-2016-1007
CVE-2016-1008
CVE-2016-1009

(Security NEXT - 2016/03/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
「Trend Micro Apex One」ゼロデイ脆弱性の修正パッチが公開
CMS「Drupal」の二要素認証モジュールに認証回避のおそれ
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起