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「Photoshop CC」や「Bridge CC」に深刻な脆弱性

Adobe Systemsの画像処理ソフト「Adobe Photoshop CC」や画像管理ソフト「Adobe Bridge CC」に、深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。同社は脆弱性を解消するアップデートを公開している。

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3件の脆弱性を解消した

メモリ破壊が生じる脆弱性3件が含まれていることが判明したもの。悪用された場合、システムの制御を奪われるおそれがある。

同社は、脆弱性を修正した最新版として「Adobe Photoshop CC 2015」向けに「同16.1.2」、「Adobe Photoshop CC 2014」向けに「同15.2.4」を提供。また「Adobe Bridge CC 6.2」を用意した。

深刻な脆弱性としているが、脆弱性の悪用などは確認されておらず、適用優先度は、3段階中もっとも低い「3」にレーティングしている。同社が修正した脆弱性は以下のとおり。

CVE-2016-0951
CVE-2016-0952
CVE-2016-0953

(Security NEXT - 2016/02/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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