2015年4Qの脆弱性登録は1619件 - 「IE」190件で最多
脆弱性の種類別では、前四半期と変わらず「バッファエラー」が最多で355件。これらの6割超は、OSやブラウザで明らかになったものだった。さらに「認可、権限、アクセス制御(179件)」「情報漏洩(166件)」「不適切な入力確認(106件)」が続く。
製品別に見ると、「Internet Explorer」が190件で最多。「Google Chrome」が167件、「Microsoft Edge」が141件、「Mac OS X」が134件で続く。前四半期181件で最多だった「iOS」は101件だった。
同四半期までに登録された脆弱性情報を深刻度別にわけると、共通脆弱性評価システム「CVSS」の基本値が7.0から10.0で「危険」とされる「レベルIII」は全体の40.3%で、前期より0.2ポイント上昇。「警告」の「レベルII」は52.5%で0.2ポイント後退した。「注意」の「レベルI」は7.2%で横ばいだった。
(Security NEXT - 2016/01/29 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
PHP向けDBライブラリ「ADOdb」の「SQLite3ドライバ」に深刻な脆弱性
Palo Alto「GlobalProtect App」に無効化できる脆弱性 - Linux版のみ影響
「HashiCorp Vault」に複数の脆弱性 - 「クリティカル」も
プロキシサーバ「Squid」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「Microsoft Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性1件を解消
「Chrome」にアップデート - セキュリティ関連の修正4件
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
一部「SonicOS」のSSL VPNに脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
Apple、「macOS Sequoia 15.6」など公開 - 脆弱性87件を修正