11月のフィッシング報告は246件 - カード会社装うケースなど
11月は、フィッシング攻撃の報告件数が27件増となった。カード会社を騙るケースや、SMSを使用したオンラインバンキングのフィッシングなどが目立った。
フィッシング対策協議会によれば、11月に同協議会へ寄せられたフィッシング報告件数は246件。前月の219件を上回ったが、2000件超となる月もあった上半期と比較すると、比較的落ち着きを見せている。
11月はクレジットカード会社を装う攻撃のほか、SMSに記載したリンクからオンラインバンキングのフィッシングサイトへ誘導するケースなどが確認された。
オンラインゲーム関連の報告は45件。「Apple ID」を窃取するフィッシングサイトは19件で、前月の52件から改善したものの、引き続き報告が寄せられているという。
フィッシングサイトに利用されたURL件数は96件で、前月の98件から2件減少。フィッシングに悪用されたブランド件数は、前月と同数の15件だった。
(Security NEXT - 2015/12/02 )
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