「Joomla」に深刻な脆弱性 - 早急にアップデートを
コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「Joomla」に深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。開発グループは早急に最新版へアップデートするよう呼びかけている。
開発者チームによると、同CMSのコアエンジンに深刻なSQLインジェクションの脆弱性「CVE-2015-7297」「CVE-2015-7857」「CVE-2015-7858」が存在。危険度を「高」に設定している。脆弱性を発見したTrustwaveのセキュリティ研究者によれば、「CVE-2015-7857」を悪用することにより、リモートから管理者権限を奪取できるという。
また今回のアップデートでは、危険度を「中」としたアクセス制御を回避する脆弱性2件をあわせて修正している。
いずれの脆弱性も「同3.4.4」から「同3.2.0」までが影響を受ける。最新版となる「同3.4.5」へアップデートすることにより脆弱性を解消することが可能であり、開発グループは、早急にアップデートを実施するよう利用者へアナウンスしている。
(Security NEXT - 2015/10/23 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消
「Adobe Commerce」「Magento」に深刻な脆弱性 - Adobeと外部で温度差
MS、月例セキュリティ更新80件を公開 - 「緊急」8件などに対応