Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Java SE」の脆弱性25件を修正 - Oracle

Oracleは、10月に公開した定例アップデート「クリティカルパッチアップデート(CPU)」で「Java SE」の深刻な脆弱性を修正した。今回のアップデートによる修正は25件に及んでいる。

脆弱性の影響を受けるのは「同8 Update 60」で、これには「同8」はもちろん、サポートが終了している「同7」や「同6」における以前のバージョンも含まれる。

今回修正した25件中、24件がリモートより認証を必要とせずに攻撃が可能となる脆弱性だった。「CVSS v2」のスコアが最大である「10.0」の脆弱性7件をはじめ、9件の脆弱性が危険とされる「7.0」以上に評価されている。

同社は脆弱性を修正した「同8 Update 65」を公開。また脆弱性以外の修正を含む「同8 Update 66」を用意した。同社やセキュリティ関連機関では、早期にアップデートするよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2015/10/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
Java環境向けテンプレートエンジン「jinjava」に深刻な脆弱性
「Chrome」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Spring Framework」「Spring Security」に認可回避の脆弱性
AI開発フレームワーク「Flowise」に複数の「クリティカル」脆弱性
SAP、9月月例パッチで新規21件を公開 - 深刻な脆弱性も
「Flowise」に深刻な脆弱性、パッチは未提供 - PoCが公開
「Spring Framework」に脆弱性 - アップデートで修正
「Java SE」にアップデート - 脆弱性11件を解消
Oracle、四半期定例パッチを公開 - 脆弱性309件に対応