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国内企業のIoT利用率は4.9%、機器の故障検知など「社内用途」が9割

IoTを利用している国内企業は4.9%で、産業分野では「製造、資源」分野における利用率が高いことがわかった。

IDC Japanが国内企業におけるIoTの利用動向について、従業員100人以上の国内企業を対象に、5月から6月にかけてウェブアンケートと個別インタビューによる調査を実施したもの。6906社から回答を得た。

IoTの利用について聞いたところ、利用企業は340社で利用率は4.9%。34.4%が「利用していない」とし、60.5%は「わからない」と回答した。

産業分野別で利用率がもっとも高かったのは「製造、資源」で6.7%。これまでも組立製造やプロセス製造分野を中心にさまざまな組み込み機器が活用されており、他分野より高い割合を示した。また、「流通、サービス」が5%、「公共、インフラ」が3.2%、「金融」が1.3%だった。

用途別に見ると、自社が保有する産業機器の稼働状態の可視化や故障検知、コスト削減などの「社内用途」が9割を占める。一方、顧客が保有する産業機器のリモート管理や制御、顧客分析、マーケティングといった「社外用途」を挙げた企業も3割にのぼる。

(Security NEXT - 2015/08/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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