Androidに深刻な脆弱性、MMSで攻撃受けるおそれ
Andoridにおいてメディア再生に用いられる「Stagefrightエンジン」に複数の脆弱性が存在し、悪用されるとリモートよりコードを実行される可能性があることがわかった。
詳細は判明していないが、少なくとも7件の脆弱性が存在。ファイル処理においてバッファオーバーフローが生じるもので、「同2.2」以降が影響を受け、悪用された場合、情報漏洩のほか、システムの制御を奪われる可能性もあるという。
セキュリティ機関では、攻撃例のひとつとして不正なMMS(マルチメディアメッセージングサービス)を送り付けるケースを挙げているが、これ以外の攻撃も可能であると指摘している。
Googleでは、脆弱性を修正した「同5.1.1_r5」を公開しているが、キャリア経由でアップデートを配布するケースが少なくないため、注意が必要となる。また緩和策として、送信されるMMSの自動受信を停止することなどを挙げている。
今回明らかになった脆弱性は以下のとおり。
CVE-2015-1538
CVE-2015-1539
CVE-2015-3824
CVE-2015-3826
CVE-2015-3827
CVE-2015-3828
CVE-2015-3829
(Security NEXT - 2015/07/31 )
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