BIND 9に影響範囲が広い深刻な脆弱性 - DoS攻撃受けるおそれ
BIND 9に深刻な脆弱性「CVE-2015-5477」が含まれることが明らかとなった。影響範囲が広く、Internet Systems Consortium(ISC)やセキュリティ機関がアップデートを呼びかけている。

アドバイザリを公開したISC
今回明らかとなった「CVE-2015-5477」は、TKEYリソースレコードの取り扱いに不具合があり、リモートより細工を施したリクエストを受けるとサービス拒否に陥る脆弱性。深刻度は「クリティカル」。
BIND 9.1.0以降の権威DNSサーバ、キャッシュDNSサーバ、いずれも影響を受けるとされており、「TKEY」を使用していない場合も攻撃を受けるおそれがある。設定変更などによる緩和策はないという。
脆弱性を修正したアップデート「同9.10.2-P3」「同9.9.7-P2」が公開されており、ISCや日本レジストリサービス(JPRS)など関連機関では、最新版へ更新するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2015/07/29 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開
