Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Toshiba CHEC」に暗号鍵がハードコートされている脆弱性

Toshiba Global Commerce Solutionsが提供する「Checkout Environment for Consumer-Service(CHEC)」に、共通暗号鍵がハードコートされている問題が含まれていることがわかった。セキュリティ機関が注意を呼びかけている。

同ソフトウェアに含まれる「CreateBossCredentials.jar」に、データベースの暗号鍵がハードコートされている脆弱性「CVE-2014-4875」が存在することが判明したもの。攻撃者が「bossinfo.proファイル」へアクセスできる場合、暗号化されたデータベースの情報を取得されるおそれがある。

「同6.6 build level 4014」および「同6.7 build level 4329」で同ファイルを削除することにより脆弱性を解消しているとして、セキュリティベンダーでは最新版へのアップデートと、同ファイルが削除されているか確認するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2015/06/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み