顧客情報入りマイクロフィルムが所在不明 - 第一生命
第一生命保険は、顧客情報を記録したマイクロフィルム2枚が、同社内で所在不明になっていることを明らかにした。
所在不明となっているマイクロフィルムの1枚は、1992年4月に作成されたコムフィッシュ。契約者や被保険者の氏名、住所、生年月日、口座情報など270件が記録されている。
同社では、マイクロフィルムの経年劣化や紛失リスクに対応するため、約60万枚に記録されていたデータについて、自社サーバへの移管作業を行っているが、その過程で紛失に気が付いたという。
また、1980年2月に作成された1万4850件のデータを記録している別のマイクロフィルム1枚を紛失していることも判明しているが、記録されている情報は、証券番号や保険料の払込額、会社処理コードなどで、外部の第三者が個人を特定できる情報は含まれていないと説明している。
同社では紛失したマイクロフィルムについて、不正に持ち出された形跡は確認されておらず、社内で誤って廃棄した可能性が高いと説明。不正利用の報告も受けていないとしている。また今回の紛失による契約への影響もないという。
(Security NEXT - 2015/03/25 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
イベント案内メールで誤送信、参加者のメアド流出 - 氷見市
サンプルコードなどの既知シークレット流用、サイト侵害の原因に
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
従業員アカウントが不正利用、フィッシング踏み台に - 常石G
通信機器経由でサイバー攻撃、侵害サーバに顧客情報 - 日本プラスト
海外グループ会社でインシデント、影響を調査 - 電通グループ
2月に「セキュキャン2026フォーラム」開催 - 活動成果を募集
「CSIRTスタータキット」の改訂版を公開 - 日本シーサート協議会
柏崎刈羽原発説明会の情報公開文書でマスキング漏れ - 新潟県
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
	
