Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、月例パッチ事前通知の公開を停止 - 一部顧客とMAPPのみに

米Microsoftは、月例セキュリティ更新プログラムの「事前通知(Advance Notification Service)」について、一般公開を中止した。

同社は、日本時間の毎月第2水曜日にセキュリティ更新プログラムを定期的に公開しており、前週金曜日に公開するプログラムの対象や深刻度などを事前に公表していた。

今後は、プレミアサポートを利用する顧客や、Microsoft Active Protections Program(MAPP)に参加するセキュリティ関係者に限り、直接通知する方針で、従来行ってきたウェブによる告知やブログによる説明は行わない方針。

同社は今回の措置に関して、事前通知を大規模組織向けに最適化してきたが、多くは自動更新による適用や、「Microsoft Update」や「Windows Server Update Service」により展開しており、一部を除いて活用されていないと説明。またクラウドベースのシステムへ移行が進んでいることも理由に挙げている。

同社では、顧客の利用環境にあわせた情報を提供する「myBulletins」を提供しており、同サービスの利用を推奨している。

(Security NEXT - 2015/01/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

先週注目された記事(2025年6月8日〜2025年6月14日)
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
Atlassian、前月の更新で脆弱性8件を修正
先週注目された記事(2025年5月11日〜2025年5月17日)
月例アドバイザリを公開、「クリティカル」含む新規16件 - SAP
米当局、「Windows」や「Fortinet」の脆弱性悪用に注意喚起
MS、月例セキュリティ更新を公開 - 複数のゼロデイ脆弱性に対処
Atlassian、前月更新で「Jira」など4製品の脆弱性を修正
米政府、WindowsやApple複数製品の脆弱性悪用に注意喚起