Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

減少傾向だったフィッシング、10月に再び増加

EMCジャパンRSA事業本部は、同社が10月に検知したフィッシング攻撃の状況を取りまとめた。減少傾向が続き、9月には2万件台へと縮小したが、再び3万件台に戻している。

同社によれば、10月のフィッシング攻撃は3万4787件。6月の5万5813件をピークに減少傾向が続き、9月には2万4794件まで縮小したが、10月は増加して再び3万件を越えた。

フィッシング攻撃を受けた回数の割合を国別に見ると、米国が66%と半数以上を占める。イギリスが10%、さらにオランダと南アフリカがいずれも5%で3番目に多かった。

フィッシング攻撃を受けたブランドは217件で前月の249件から減少。5回以上の攻撃を受けたブランドは111件だった。攻撃を受けたブランドの割合を国別にみると米国が22%で最多。イギリスが9%、インドが8%で続く。

フィッシングサイトのホスト国の割合は、米国が34%でトップ。ドイツが9%で続き、イギリス(6%)、キプロス(5%)などがあとを追う。日本国内でホストされたフィッシングサイトは15件。9月の25件を10件下回った。6月の43件をピークに減少傾向が続いている。

(Security NEXT - 2014/12/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

2Qはインシデントが約8.5%増 - フィッシングが増加
6月のフィッシング、URL件数が過去最多を更新
先週注目された記事(2024年7月14日〜2024年7月20日)
先週注目された記事(2024年6月23日〜2024年6月29日)
5月のフィッシング報告、前月比34.6%増 - 過去3番目の規模に
フィッシング報告数が再び10万件超に - 目立つ料金督促の偽装
先週注目された記事(2024年4月21日〜2024年4月27日)
2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
フィッシングURLが前月比約84%増 - 使い捨てURLを悪用
「違法情報」の通報が約28.2%増 - 「犯罪実行者募集」は4000件超