Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

横河電機の制御システム「CENTUMシリーズ」に脆弱性

横河電機が提供する制御システム「CENTUM」やOPCサーバ「Exaopc」に任意のファイルへアクセス可能となる脆弱性が確認された。同社やセキュリティ機関では注意を呼びかけている。

「CENTUM CSシリーズ」「CENTUM VPシリーズ」「Exaopc」において、脆弱性「CVE-2014-5208」が含まれていることが判明したもの。細工された通信フレームが送り付けることで、任意のファイルを取得したり、データを書き込むことが可能だという。

横河電機では、影響を受ける製品が接続されているネットワークが、他ネットワークと直接接続されていないなど適切に管理している場合は、脆弱性が悪用されるリスクは少ないと説明。

同社では、脆弱性を修正するパッチを、2014年9月末を目処に順次リリースする計画。また通信の制限など緩和策についてアナウンスしている。

(Security NEXT - 2014/09/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PowerCMS」に6件の脆弱性 - 修正版が公開
「SUSE Manager」にRCE脆弱性、アップデートで修正 - PoCは公開済み
Pythonの「tarfile」モジュールにサービス拒否の脆弱性
Apple、「macOS Sequoia 15.6」など公開 - 脆弱性87件を修正
「iOS/iPadOS 18.6」で複数脆弱性を修正 - KEV掲載済みの脆弱性も
「oauth2-proxy」に認証バイパスの脆弱性 - アップデートで修正
一部「SonicOS」のSSL VPNに脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Chrome」にアップデート - セキュリティ関連の修正4件
「BentoML」に深刻な脆弱性 ─ ファイルアップロード処理に起因
SAML認証ライブラリ「Node-SAML」に再度深刻な脆弱性