Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

標的型攻撃メールが増加、実行ファイルとショートカットファイルが中心

20140430_jp_001.jpg

情報処理推進機構(IPA)は、サイバー情報共有イニシアティブ(J-CSIP)における2014年第1四半期の活動レポートをまとめた。

J-CSIPは、標的型攻撃に対抗するため、官民連携の情報共有を目的として2011年10月に発足した組織。重要インフラや製造業など46の組織が参加している。検知された攻撃情報を、秘密保持契約のもと参加組織で共有、セキュリティ対策へ活用している。

同四半期に参加組織から寄せられた標的型メール攻撃と見られる不審なメールの件数は95件。2013年第4四半期に121件へと増加したが、再び2013年第3四半期の水準に戻った。参加組織に対する情報提供は40件で前四半期の51件から11件の減少。

届け出を受けた95件に対して標的型攻撃メールは57件で、前四半期の51件から増加した。7割以上がフリーメール経由で送信されたものだという。

(Security NEXT - 2014/04/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
先週の注目記事(2024年2月25日〜2024年3月2日)
Windowsのゼロデイ脆弱性「CVE-2024-21412」、昨年12月下旬より悪用
「セキュリティ10大脅威2024」 - 個人の脅威は順位表示を廃止
インシデント件数が約1割増 - 「スキャン」報告が倍増
国内組織狙う標的型攻撃 - 対象製品利用者は侵害有無の確認を
J-CSIP、24件の脅威情報を共有 - 標的型攻撃は5件
米政府、脆弱性「Citrix Bleed」についてガイダンスを公開
「Citrix ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 標的型攻撃による悪用も