【ゼロデイ攻撃】「Adobe Flash Player」に深刻な脆弱性 - 早急に更新を
Adobe Systemsは、Adobe Flash Player向けにセキュリティアップデートを緊急リリースした。すでに脆弱性の悪用が確認されており、早急なアップデートを推奨している。

アドバイザリを公表したAdobe Systems
今回のアップデートは、リモートより攻撃が可能となる深刻な脆弱性「CVE-2014-0515」を修正するプログラム。脆弱性を悪用されるとバッファオーバーフローが発生し、制御を奪われる可能性がある。すでにWindowsを対象としたゼロデイ攻撃も確認されている。
同社は、「Windows」および「Mac OS X」向けに脆弱性を修正した「同13.0.0.206」を提供。最新版へアップデートできないユーザー向けに「同11.7.700.279」を用意した。「Linux」版の最新版は「同11.2.202.356」となる。
「Chrome」や「Internet Explorer」に同梱されているプログラムについては、それぞれのアップデートで対応し、「同13.0.0.206」を提供する。
今回のアップデートについて適用優先度を見ると、「Windows」や「Mac OS X」をはじめ、ブラウザに同梱されているプログラムいずれも3段階中もっとも高い「1」にレーティングしており、72時間以内のアップデートを推奨している。「Linux」に関してのみ、3段階中もっとも低い「3」に設定している。
(Security NEXT - 2014/04/29 )
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