IEに対するゼロデイ攻撃、未知の脆弱性を「複数」利用
「Internet Explorer」に存在する未修正の脆弱性を狙ったゼロデイ攻撃が発生している問題で、攻撃者が一連の攻撃において別のゼロデイ脆弱性も利用していたことがわかった。
「IE 10」や「同9」の脆弱性「CVE-2014-0322」は、「CMarkupコンポーネント」に存在。細工した「Flashファイル」を用いる標的型攻撃が発生しており、セキュリティ機関が注意を呼びかけている。脆弱性を解消する修正プログラムは提供されていない。
今回明らかになったのは、このゼロデイ攻撃において、これとは別に「Microsoft XML DOM ActiveXコントロール」の未修正の脆弱性が悪用されていることが判明したもの。
細工されたHTMLを開くと「XML DOM ActiveXコントロール」のエラーコードにより、ドライブレター、ディレクトリ名、ファイル名、ネットワークアドレスなど端末の情報が漏洩するもので、攻撃者が端末の利用環境を把握するために利用できるという。
同脆弱性については、現状CVE番号は割り当てられておらず、緩和策などもわかっていない。セキュリティ機関では、IEの脆弱性とあわせて注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2014/02/18 )
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