Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

JPCERT/CC、サイバー攻撃の踏み台にされる「オープンリゾルバ」のチェックサイト

JPCERTコーディネーションセンターは、「オープンリゾルバ確認サイト」を公開した。DDoS攻撃の踏み台に悪用される「オープンリゾルバ」を利用していないか確認するよう呼びかけている。

20131031jp_001.jpg
日本国内におけるオープンリゾルバの推移(グラフ:JPCERT/CC)

同サイトでは、アクセス元のPCに設定されているDNSサーバや、接続元となっているルータなどにアクセス制限がかけられておらず、不特定多数からの再帰的なDNSの問い合わせに対して応答する「オープンリゾルバ」として運用されていないかチェックできる。コマンドラインから確認できるサイトも用意した。

「オープンリゾルバ」は、DDoS攻撃の一種である「DNSリフレクション攻撃(DNSアンプ攻撃)」に悪用されるおそれがある。これまでも日本国内のサーバが悪用されているとして、海外のCERT組織より同センターへ報告が寄せられたり、捜査機関やセキュリティ機関が、オープンリゾルバを探索する行為を検知し、サイバー攻撃への準備行為である可能性があるとして、たびたび注意喚起を行っている。

「DNSリフレクション攻撃」では、攻撃者があらかじめ用意したDNSにデータ量の大きいレコードを登録。「オープンリゾルバ」に対し、ボットネットなど大量の端末からIPをなりすましてDNSへ問い合わせを行わせることで、実際にIPを利用している攻撃対象のサーバへ、大量の応答パケットを送り付ける。

ブロードバンドルータなどのネットワーク機器が、気が付かないうちに「オープンリゾルバ」として機能している場合もあり、DNSサーバの運営者に限らず、確認を実施するよう同センターでは呼びかけている。

(Security NEXT - 2013/10/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Windowsに危険度高い脆弱性「Bad Neighbor」 - ワーム発生に要警戒
8月のDDoS攻撃、件数は低水準だが長時間にわたる攻撃も - IIJ報告
「ランサムDDoS」を国内で観測 - 支払有無で結果変わらず
「BIND 9」に5件の脆弱性 - 一部脆弱性は公開済み
宅配便の不在通知を装うスミッシングに注意 - ダイナミックDNSを悪用
IoT機器で広く採用される「Treck TCP/IP Stack」に深刻な脆弱性
露「APT29」、ワクチン情報狙いサイバー攻撃か - 2018年の国内検知マルウェアとも関連
米政府、連邦機関に「Windows Server」脆弱性対策を緊急指令
「Windows DNS Server」の脆弱性、ワーム転用のおそれ - 早急に対処を
宅配の不在通知に見せかけたSMSの報告が増加