「Adobe Reader/Acrobat 9」のサポートが6月26日で終了 - 以降はセキュリティパッチ提供なし
アドビシステムズが提供する「Adobe Reader 9」および「Adobe Acrobat 9」のサポート期間が、ついに1カ月を切った。利用者はアップグレードなど対応が必要だ。
同社では、6月26日をサポート終了日としており、同日以降は、脆弱性などが明らかとなっても、セキュリティアップデートを提供しない方針。安全に利用するには、後継製品となる「同XI」や「同X」へのアップブレードする必要がある。
「Adobe Reader」「Adobe Acrobat」は、利用者も多いことから、脆弱性攻撃のターゲットとなることも多い。添付ファイルを用いた標的型攻撃などでも脆弱性がたびたび悪用されており、セキュリティ機関などは、両製品を最新の状態へ保つことを呼びかけている。
セキュリティアップデートは、2013年に入ってから、1月に1回、2月に2回、5月に1回とすでに4回に及んでおり、定例外のアップデートで、ゼロデイ攻撃にも対応した。後継製品では、サンドボックスを備えるなど、セキュリティ面を強化しており、定例外のアップデートが減少することも期待されている。
(Security NEXT - 2013/06/03 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「iOS」にアップデート - 「WebKit」のゼロデイ脆弱性2件など修正
「Chromium」ゼロデイ脆弱性、Macに影響 - 米当局が注意喚起
「Plesk」Linux版に権限昇格の脆弱性 - アップデートで修正
ウェブメール「Roundcube」にXSSなど脆弱性 - 更新を強く推奨
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
