「Google Play」上に複数のワンクリック詐欺アプリ - いずれも500件以上インストール
アダルトコンテンツを提供する無償アプリを装い、ワンクリック詐欺サイトへ誘導するアプリが、「Google Play」上で流通している。連絡帳から情報窃取などは行わないものの、個人情報を取得したように見せかけ、ユーザーに金銭の支払いを求めるという。
トレンドマイクロによれば、問題のAndroidアプリは、インストールするとユーザーをアダルトサイトへ誘導し、年齢認証のあと不正請求画面を表示して送金を促す不正アプリ。
スマートフォンからのアクセスした場合のみワンクリック詐欺サイトを表示するよう設計されていた。ユーザーの個人情報を把握したように見せかけ、金銭を要求する。
同一の開発者から、3月24日より3種類のアプリが公開されており、26日前後からダウンロードランキングに入り着実に順位を上げているという。同社が3月29日に確認した際、100件から500件がインストールされていたが、編集部で週明けとなる4月1日に確認したところ、いずれもインストール件数が500件から1000件に拡大している。
従来の不正アプリは、端末内の個人情報を外部に送信する機能を備えていたが、今回のアプリは、ワンクリック詐欺サイトへ誘導する目的のみで作成されていたという。インストール時に、連絡帳へのアクセス許可を求めないため、不正アプリと気が付かずダウンロードしてしまう危険性があると同社では指摘し、注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2013/04/01 )
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