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1月のスパム、全メールの58.3% - 前月比7.7ポイント減

Kaspersky Labは、1月におけるスパムの状況について取りまとめた。スパムの割合は減少するも、悪質なファイルが添付されたメールの割合に大きな変化は見られなかった。

同社によれば、1月のメールトラフィックにおけるスパムの割合は58.3%で、前月から7.7ポイント減少した。スパムの最多送信国は中国で、全体の28.8%を占める。米国(19.3%)、韓国(6.8%)と続いた。地域別ではアジアが50.9%と半数を超えている。

一方、悪質なファイルが添付されていたメールは、メールトラフィック全体の3%。前月より0.15ポイント減少はしたが、依然として高い水準を保っている。最も多く検知されたマルウェアは、オンラインバンキングをはじめさまざまなウェブサービスのアカウントを詐取する「Trojan-Spy.HTML.Fraud.gen」。パスワードを盗むマルウェアは、9位と10位にも入っている。

フィッシングメールの割合は0.003%で、前月から半減した。最も攻撃に悪用されたブランドは、SNSが全体の4割を占めた。次いで検索エンジン、金融機関を装うケースが多かったという。

(Security NEXT - 2013/03/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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