不正アクセスで会員情報が外部流出 - エバブラメディア
エバブラメディアサービスが運営するホワイトハッカー養成学院は、ウェブサイトが外部から攻撃を受け、会員の個人情報が流出したことを明らかにした。
2月12日深夜から翌13日未明にかけ、同社が運営するサイト「8946」が外部より不正アクセスを受けたもの。何者かに会員情報を取得され、さらにデータベースが削除された。
サイト運営者によれば、取得された会員情報は約1700人分で、メールアドレスやID、平文のパスワードが含まれる。会員に対してメールアドレスリストが届き、犯人と思われる人物から犯行声明のメールも届いたという。
今回の不正アクセスでは、動画サイトの構築に用いた「Clipbucket 2.6-r738」の脆弱性により、サーバ上にPHPファイルが設置され、データベースのIDやパスワードが流出。外部からデータベースを操作された。
「Clipbucket」は、「同2.6-r738」以降に「SQLインジェクション」など脆弱性を修正するパッチや、セキュリティ修正バージョンが公開されているが、同サイトではそれらを利用していなかったという。
また会員情報が保存されていたデータベースは、IPによる接続制限は行われていなかったため、IDやパスワードがあれば外部から誰でも接続できる状態だった。
同サイトでは、関連する会員に謝罪のメールを送信しており、ノベルティグッズを提供するとしている。また動画サイトや掲示板を一時閉鎖、IPアドレスによりデータベースへの接続を制限した。
同サイトでは今回の件に関し、自らや関係者で犯人を特定するとコメントしており、懸賞金制度を設けたという。
(Security NEXT - 2013/02/15 )
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