Javaの脆弱性、攻撃隠蔽など組み合わせでより悪質な攻撃が可能 - トレンド指摘
トレンドマイクロは、Javaのアップデートが急遽2月3日に公開されたことを受け、修正プログラムの早期適用を呼びかけている。
同社は、50件の脆弱性のうち半数以上にあたる26件が、共通脆弱性評価システムである「CVSS」において高い危険性が示されており、いずれも悪用することで不正プログラムを実行できる脆弱性であることを指摘している。
同社では、数ある脆弱性のなかでも、署名がないプログラムを警告表示なしに実行させることが可能となる脆弱性「CVE-2013-1489」に注目。他脆弱性と組み合わせることで、ユーザーが無意識のうちに不正プログラムを実行させることができることから悪用への懸念を示した。
すでに悪用コードが出回っており、不正サイトへ誘導し、悪質なプログラムを実行させる攻撃が拡散していくと予想。脆弱性を修正しておくことで関連する攻撃を防ぐことが可能であるとして、アップデートの早期適用を訴えている。
(Security NEXT - 2013/02/07 )
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