Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「BIND」にサービス拒否の脆弱性 - 「DNS64」利用時に影響

DNSサーバ「BIND」における「DNS64」の実装に問題があり、外部からの攻撃でサービス拒否に陥る脆弱性が含まれていることがわかった。Internet Systems Consortium(ISC)や日本レジストリサービス(JPRS)など関係機関が注意を呼びかけている。

脆弱性が含まれているのは、「同9.8.0」から「同9.8.4」、および「同9.9.0」から「同9.9.2」まで。既定では無効に設定されている「DNS64」を有効にしている場合に影響を受ける。

「DNS64」は、DNSの「Aレコード」から「AAAAレコード」を合成する際に用いられているが、細工されたクエリが送り付けられると異常終了するという。攻撃事例は報告されていない。

脆弱性が解消された「同9.9.2-P1」「同9.8.4-P1」が公開されており、アップデートすることにより脆弱性を解消することができる。

(Security NEXT - 2012/12/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Appleの動画エンコーダ「Compressor」に脆弱性 - アップデートで修正
Zoho製アプリ監視ツールにコマンド検証回避の脆弱性 - アップデートで修正
「Chrome」のスクリプトエンジンにゼロデイ脆弱性 - 修正版が公開
「IBM AIX」のNIM関連機能に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「MS Edge」にアップデート - 「V8」の脆弱性を解消
米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起
「FortiWeb」に深刻な脆弱性 - すでに攻撃も
NECのHAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」に深刻な脆弱性
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース