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ドラクエXで取材を装い個人情報の聞き出す不正行為 - RMTの助長も

スクウェア・エニックスは、オンラインゲーム「ドラゴンクエストX」で、ライターを名乗るキャラクターにより、取材と称してプレイヤーの個人情報を聞き出す行為が発生しているとして、注意を呼びかけている。

運営チームによれば、問題の人物が操作するキャラクターはライターを名乗り、RMTの取材と称してゲーム内通貨である「ゴールド」と引き替えに複数のプレイヤーへ接触。話を聞く際にプレイヤーや知人の氏名、電話番号、年齢など個人情報を聞き出していた。

話しかけたプレイヤーがRMTについて知らないと、RMTによって多額の現金が稼げると教えるなど、同社が禁止するRMTの助長行為も行っていたという。これら行為はゲーム内のログ解析により判明したもので、同社は同アカウントに対して懲戒処分を実施した。

今後不審な行為を行っているキャラクターを見つけた場合はゲーム内から通報するよう呼びかけるとともに、個人情報をほかのプレイヤーに教えないよう注意を喚起している。

(Security NEXT - 2012/09/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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