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IPA、ソースコード検査ツール「iCodeChecker」の学習資料を公開

情報処理推進機構(IPA)は、ソフトウェアのソースコードを検査し、問題部分や修正方法をレポートする検査ツール「iCodeChecker」の学習用資料を公開している。

「iCodeChecker」は、C言語のソースコードをチェックし、脆弱性が含まれていないか検査できるソフトウェア。作り込みやすく危険度の高い脆弱性を検出することが可能。脆弱性を検出した場合は、修正例や脆弱性が悪用された場合の脅威についてレポートを出力する。

今回用意したのは、同ツールを利用して脆弱性と安全なプログラミングの手法を学ぶことができるよう解説した資料。C言語のの基礎的な言語仕様について理解しており、1年以上の開発経験がある人を対象としている。

同資料では、「バッファオーバーフロー」「配列インデックスの検証の不備」「整数オーバーフロー」など8種類の脆弱性について取り上げており、サンプルを用いてツールによる脆弱性の発見から修正までの流れを体験できる。

(Security NEXT - 2012/09/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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