CCC、ウェブ閲覧履歴を取得するポイントサービスを停止 - 再開は9月以降に
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)とオプトは、「Tポイントツールバー」利用者にポイントを付与するサービスの提供を一時停止している。
同サービスは、両社が共同で展開する会員向けのポイントサービス。広告配信のため会員からウェブの検索や閲覧履歴を取得する代わりに、ブラウザにインストールした同ツールバー上から検索を行ったユーザーへ、回数に応じてポイントを付与する。
同ツールは、取得したウェブアクセス履歴を外部に送信するが、送信データを暗号化していないことが利用者やセキュリティ専門家の指摘により判明。情報漏洩などを懸念する声が上がっていた。
こうした批判を受けて同社では、通信内容を暗号化するなど対応。さらに履歴情報の取得を停止し、8月中に新バージョンをリリースするとしていたが、サービス再開を9月以降に延期することを明らかにした。取得した情報については8月31日に削除する予定。
(Security NEXT - 2012/08/22 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性