Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、7月に公開した月例パッチ「MS12-043」を再リリース - 「MSXML 5.0」の脆弱性を修正

日本マイクロソフトは、8月の月例セキュリティ更新プログラムの公開にあわせ、7月に公開した「MS12-043」を再リリースした。

同プログラムは、Windowsに含まれる「Microsoft XMLコアサービス(MSXML)」の脆弱性「CVE-2012-1889」を修正するプログラム。問題の脆弱性は、「MSXMLオブジェクト」に存在しているもので、悪用されると任意のコードを実行されるおそれがある。深刻度は「緊急」としている。

7月のパッチでは、脆弱性の悪用が当時確認されていた「MSXML 3.0」の修正を優先。「同4.0」「同6.0」についても同時に修正したが、「同5.0」への対応については品質の確保を理由に見送っていた。今回の再リリースで修正し、同バージョンのユーザーに対して早期に適用するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2012/08/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Google Chrome 141」を公開 - 21件のセキュリティ修正
macOSにアップデート - 脆弱性1件を修正
「iOS」「iPadOS」のフォント処理に脆弱性 - アップデートで修正
シリアライズライブラリ「Apache Fory」Python版に深刻な脆弱性
「Cisco IOS」や「sudo」など脆弱性5件の悪用に注意喚起 - 米当局
「OpenSSL」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
「Red Hat OpenShift AI」に脆弱性 - クラスタ管理者権限奪取のおそれ
「Acronis True Image」に脆弱性、アップデートで修正
Western DigitalのNAS製品「My Cloud」に深刻な脆弱性
「WordPress」にアップデート、複数脆弱性を解消 - 旧版利用者は注意