Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Google PlayにSMSを外部へ送信する無料スパイアプリ - トレンドが確認

トレンドマイクロは、Android端末からSMSのデータを盗み出す無料スパイツールが「Google Play」で公開されていたことを明らかにした。

問題とされるアプリは「Sms Detective Beta」。ハッカーコミュニティでアプリに関する情報が交換されていたことから同社が調査を進め、5月中旬にアプリを突き止めたという。ツールは公開当時ベータ版で、少なくとも2012年3月11日から無料配布されており、500人から1000人がダウンロードしたという。すでにGoogle Play上からは削除されている。

問題のアプリは、インストールすると端末で送受信したSMSをログとして記録。一定期間ごとに指定した外部のFTPサーバへ転送する。インストールやFTPサーバの用意など、利用するためには障壁があるものの、今後、改変したアプリが登場する可能性もあるとして同社では警鐘を鳴らしている。

(Security NEXT - 2012/05/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

先週注目された記事(2025年11月30日〜2025年12月6日)
「Android Framework」のゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 米当局
「Android」に月例パッチ、脆弱性107件に対応 - 2件ですでに悪用も
ビデオ会議サービスのZoom、脆弱性9件を公表
Samsung製端末、ゼロデイ攻撃の標的に - 商用レベルスパイウェアを悪用か
「Androidアプリセキュアコーディングガイド」英語版を公開 - JSSEC
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 独自修正も
「JVN iPedia」の脆弱性登録、2四半期連続で1万件超
ビデオ会議の「Zoom」に複数脆弱性 - 最新版に更新を
「Unity」ランタイムに脆弱性 - 利用アプリは要再ビルド