Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

不正アクセスの調査完了は6月となる見込み - ベクター

ベクターは、顧客の個人情報が保存されたサーバが不正アクセスを受けた問題で、対状状況を報告した。

3月に同社のサーバが4回にわたり不正アクセスを受けたことが判明。同サーバに26万1161件の個人情報が保存されていたことから、同社では被害状況の調査やセキュリティ対策を進めている。

同社によれば、3月23日以降、不正アクセスの痕跡は検知していないという。被害状況については現在も調査を継続中としており、完了は6月となる見込みとしている。

一方セキュリティ対策として、ファイアウォールやネットワークセグメントの見直しによる不正アクセス対策を実施。保有する個人情報の削減や暗号化、モニタリングの強化など進めている。

今後は、さらなるセキュリティの強化のほか、クレジット決済サービスの再開を目指し、クレジットカードのセキュリティ基準であるPCI DSSを取得する予定。

(Security NEXT - 2012/04/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

決済アプリ改ざん、顧客情報9万件が流出か - タリーズ通販サイト
高野総合Gへのランサム攻撃 - 通信機器の設定ミスに起因か
戸籍情報に不正アクセスして家系図作成、職員を処分 - 阿蘇市
賃貸不動産内覧サービスに不正アクセス - クラウドのアクセスキーが漏洩
元小学校講師、退職後の不正アクセスで逮捕 - 浦安市
サイバー攻撃で約78GB流出、個人情報含まず - フジ日本精糖子会社
洋菓子店のオンライン通販サイトが不正アクセス被害
ベルギーチョコのECサイト、クレカ情報が流出
委託先よりDBアカウント漏洩、医療従事者情報が流出 - サノフィ
NAS上の人事異動情報に不正アクセス、職員を処分 - 新潟市