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アジア地域のクレジットカード情報相場は米国の2倍以上 - トレンド調査

トレンドマイクロは、闇市場で取引されている個人情報の相場について調査を取りまとめた。FacebookやTwitterアカウントも安価で売買されている。

クレジットカードは、他地域と比較して米国がもっとも安く取引されており、相場は1ドルから3ドル。一方、もっとも高額だったのがアジアや中東地域で、6ドルから10ドルと米国の倍以上の値を付けていたという。

暗証番号をセットで取引される銀行口座は、現金化がクレジットカードより容易であることから、25ドルから35ドルと高値で取引されている。ただし、2010年は20ドルから70ドルで取引されており、価格が落ち込んでいる。

SNSのアカウント情報も取引の対象となっている。同社によれば、2200件のTwitterアカウントが75ドルで販売されており、Facebookも1000アカウントあたり15ドル程度だった。

またYahoo!メールやHotmailなどは、1000件あたり8ドルとさらに安い。ただし、Gmailについては2500件あたり85ドルと高額。同社ではモバイル端末や「Google+」との関連性が高いことが高騰に繋がっていると分析している。

(Security NEXT - 2012/02/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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