Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2年間に約4万件の企業内部情報がダークウェブ上に投稿

約2年間に約4万件の企業内部情報がダークウェブ上に投稿されたとする調査結果をKasperskyが取りまとめた。

同社が、ダークウェブ上のフォーラムやブログ、メッセージアプリ「Telegram」でやり取りされた情報を調査し、結果を取りまとめたもの。

企業内部のデータベースや文書に関する売買や配布について触れた投稿は、2022年1月から2023年11月にかけて合計で約4万件が確認された。あくまでも投稿数の取りまとめとなっており、リストの内容などは重複している場合もある。

1カ月あたり平均1700件。2022年終盤から2023年前半にかけて1000件台前半まで減少するも、6月以降は2000件前後で推移している。

また同期間中、企業インフラに対するアクセス情報に関する投稿6000件を確認した。月平均を見ると2022年が246件だったのに対し、2023年は286件と16%増となった。

さらに同社では、2022年に世界中のさまざまな業種から700社をランダムに選択し、それらの企業データがダークウェブ上で言及されているか調査した。その結果、233社がデータに関する不正なやり取りの投稿で言及されていた。

(Security NEXT - 2023/12/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

メール誤送信でファンクラブ会員のメアド流出 - クリアソン新宿
新「NOTICE」がスタート、脆弱性ある機器も注意喚起対象に
サイトで閲覧障害、影響や詳細を調査 - メディキット
緊急連絡用職員名簿をポーチごと紛失、翌日回収 - 江戸川区
指導要録の紛失判明、過去に緊急点検するも見落とし - 杉並区
複数フォームで設定ミス、入力情報が閲覧できる状態に - Acompany
スポーツ用品販売のヒマラヤ公式Xが乗っ取り被害 - なりすましDMに注意
UTM設置時のテストアカウントが未削除、ランサム感染の原因に
カンファレンスイベント「CODE BLUE 2024」、講演者募集を開始
「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施