Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「PHP 5.3.9」にコード実行の脆弱性 - 実証コード公開される

JPCERTコーディネーションセンターは、「PHP 5.3.9」に脆弱性「CVE-2012-0830」が含まれており、悪用されるおそれがあるとして、注意喚起を行った。

2月2日に脆弱性が公開され、すでに実証コードが公開されているいることから、注意喚起を実施したもの。脆弱性が攻撃を受けた場合、リモートでコードを実行される可能性がある。

脆弱性を修正した「PHP 5.3.10」が公開されており、アップデートにより修正することが可能。「PHP 5.3.8」および以前バージョンについては、同脆弱性の影響を受けないが、ほかの脆弱性を含んでいるため、注意が必要。

同センターでは、使用しているバージョンを確認し、十分なテストを実施した上で最新版へアップデートするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2012/02/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性