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フィッシング報告件数が増加傾向 - 14カ月ぶりに50件台へ

フィッシング対策協議会は、10月のフィッシング報告状況を取りまとめた。6月以降増加傾向が続いており、14カ月ぶりに50件台へ突入した。

同協議会によれば、10月に報告を受けたフィッシング件数は55件で前月を7件上回った。6月に一時6件まで縮小したが、以降増加傾向が続き、2010年8月から14カ月ぶりに50件を突破した。

フィッシング報告件数が増加する一方、フィッシングサイトのURLは5件減少して38件。悪用されたブランド数には前月から1件減となる10件だった。

10月は、三井住友銀行のフィッシングサイトを複数確認されている。URLに変化はなかったが、IPアドレスが変化しながら稼働や停止を繰り返したという。

ユーザー認証に利用する乱数表の情報も入力させる手口で、すでに攻撃対象も3行にのぼっている。同協議会では、今後他行に対する攻撃が発生する可能性もあるとして注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2011/11/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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