Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

4月のフィッシング攻撃、微減するも1万7000件台と依然高水準

EMCジャパンRSA事業本部は、同社が4月に検知したフィッシング攻撃の状況について取りまとめた。

同社によれば、4月に同社が検知したフィッシング攻撃は1万7376件で、前月の1万7586件からわずかに減少したが、10カ月ぶりに1万8000件台に達した2月以降高い水準を保っている。ウェブサイトのハイジャックによる攻撃が中心だった。

フィッシングで悪用されたブランド数は、前月に大幅な増加が確認され、342件まで上昇したが、4月は落ち着いて301件とだった。6回以上攻撃を受けた企業は約46%に上っている。

国別に見ると攻撃回数では大きな変化はなく、米国が46.5%を占めてトップ。イギリスが32.5%で続き、上位2カ国が大半を占めている。

ブランド別の攻撃数についても、米国が42.5%、イギリスが19%と目立っている。8.5%とインドが3位に上昇した。ホスト国は米国が63%で、2位以下はひと桁だと大きく差がついた。

(Security NEXT - 2011/05/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

先週注目された記事(2025年11月30日〜2025年12月6日)
先週注目された記事(2025年11月16日〜2025年11月22日)
「不正ログイン」相談が約1.5倍 - 「偽警告」は関係者逮捕で減少するも限定的
先週注目された記事(2025年10月26日〜2025年11月1日)
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
9月のフィッシング、報告が22万件超 - 悪用ブランド過去最多
フィッシング報告約19万件 - URLは前月比1割減
フィッシングURLが前月比4割増、報告20万件超 - 証券関係が再増加
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
6月はフィッシング報告が減少、証券関連影響 - URLは増加