Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ハッカーは5種類、無視できない「ネット市民運動」 - ラック西本氏

不正アクセスによる大規模な個人情報漏洩事件が発生している。侵入の方法や目的が多様化しており、ラックで最高技術責任者を務める西本逸郎氏は、包括的な対策の実施を提言している。

ソニーグループで発生した大規模な顧客情報漏洩事件を受けて発表したコラムにおいて、指摘しているもの。

近年報道などで、攻撃者について「ハッカー」とひと括りにされることが多いが、同氏は、こうした「ハッカー」について「パイオニア」「開発者」「ネット市民運動」「犯罪者」「セキュリティ関係者」の5種類に分類し、攻撃の目的に注目している。

「パイオニア」は、技術的好奇心や自己顕示欲、売却など目的はさまざまだが、企業が設けたセキュリティ上の制限について突破を試みる人々。開発者は「パイオニア」によって見いだされた技術を活用するツールを作成する存在。

(Security NEXT - 2011/05/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

福岡飲食店のECサイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
人事情報の不正閲覧で職員2人を処分、以前から漏洩のうわさ - 筑前町
ウェブサーバが迷惑メール送信の踏み台に - タカラベルモント
従業員メルアカに不正アクセス、スパム踏み台に - 組込機器メーカー
メールサーバがフィッシングメールの踏み台に - 広済堂HD子会社
サーバがランサム被害、UTMの設定不備を突かれる - CRESS TECH
公式Xアカウントが乗っ取り被害 - メガネの愛眼
第三者にメールを閲覧された痕跡、詳細を調査 - 東芝テック
計算用サーバが攻撃の踏み台に、テストアカを侵害 - お茶大
アイドルコンテストのX公式アカウントが乗っ取り被害