Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

CSSを利用したドライブバイダウンロード攻撃が増加 - Kasperskyレポート

Kaspersky Labs Japanは、2月に同社が検知したマルウェアの観測状況を取りまとめた。

同社がまとめたインターネット上のマルウェアランキングでは、上位10種に大きな変動が見られ、7種が新規ランクインとなった。

ドライブバイダウンロード攻撃が依然として主流を占めているが、そのなかでもCSSを利用した新しい手法が目立ち、アンチウイルス製品による検知を困難にしているという。

同攻撃では通常「iFrame」が使用され、感染サイトから悪意あるスクリプトをダウンロードさせるCSSデータを含んだページにリダイレクトされる。

感染ページのうち3種がトップ20に入っており、「Trojan-Downloader.HTML.Agent.sl」は1位、「Exploit.JS.StyleSheeter.b」は13位、「Trojan.JS.Agent.bte」は19位だった。

(Security NEXT - 2011/03/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

先週注目された記事(2024年4月21日〜2024年4月27日)
2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
2024年1Qのセキュ相談、「サポート詐欺」「不正ログイン」が過去最多
セキュリティ相談、前四半期比46.9%増 - 「偽警告」が倍増
初期侵入から平均62分で横展開を開始 - わずか2分のケースも
サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
先週注目された記事(2024年3月17日〜2024年3月23日)
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
2023年4Qにおけるtelnetの探索、12月下旬は10月初旬の3倍に
インシデント件数が約1割増 - 「スキャン」報告が倍増