Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「SEILシリーズ」に任意のコードが実行される可能性 - アップデートが公開

情報処理推進機構(IPA)は、インターネットイニシアティブ (IIJ)のルータ製品「SEILシリーズ」に脆弱性が含まれているとして注意喚起を行っている。

今回明らかになった脆弱性は、同製品において、PPPoEパケットの処理に不具合があるもので、悪用されるとバッファオーバーフローが発生し、任意のコードが実行されたり、一部機能が停止する可能性がある。

今回の脆弱性は、2月18日にIIJより同機構へ脆弱性や対策情報が寄せられ、注意喚起を行ったという。IIJでは、脆弱性の公表にあわせて、修正済みのファームウェアを公開しており、アップデートすることで脆弱性を解消することができる。

(Security NEXT - 2011/03/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Erlang/OTP」「RoundCube」の既知脆弱性が標的に - 米当局が注意喚起
QNAP、アドバイザリ9件を公開 - 複数脆弱性を修正
アプリ生成「Lovable」に脆弱性 - 生成プロジェクトに影響
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
バックアップストレージ用ソフト「HPE StoreOnce」に複数脆弱性
「Roundcube」脆弱性、詳細やPoCが公開予定 - 早急に対応を
Auth0の複数SDKに脆弱性 - 細工Cookieでコード実行のおそれ
米CISA、「Chromium」脆弱性の悪用に注意喚起 - 派生ブラウザも警戒を
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消