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2010年フィッシング攻撃、20万件超で過去最悪に - RSA調査

2010年に発生したフィッシング攻撃は、20万件超で前年を上回り、過去最悪だったことがEMCジャパンのまとめによりわかった。

同社RSA事業部によれば、2010年に同社が確認したフィッシング攻撃は20万3985件。2005年以降増加傾向が続いており、2009年の16万1112件を大きく上回った。

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フィッシング攻撃の推移(グラフ:EMCジャパン)

2009年に約半数を占めていた犯罪組織「Rock Phish」のfast-flux型フィッシング攻撃は、2010年7月以降同社で観測されておらず、年間を通じても全体の10%まで縮小した。

しかしながら、ウェブサイトのハイジャックによるフィッシング攻撃があらたに台頭しており、7月以降も毎月1万6000件を上回る状況が続くなど、依然として高水準で推移している。

(Security NEXT - 2011/01/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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